〜　ロンドンのお茶屋さん事情　〜

　【6】

ロンドンのティールーム






ロンドンは今年2017年の夏は
前半7月は非常に暑い日も多く、
毎回猛暑に慣れていない英国の人々は
今回もエアコン設置を頭に描いたのではないか？と思います

それでも、一時数日を乗り切れば、
あとは「秋風」と思うほど
日差しを避ければ涼しい夏が待っています



今年も8月に近づくにつれて
徐々に気温が下がり始め
今月前半はかなり涼しい夏になりました




それでも、夏は「乾燥の季節」

特にロンドン中心部では人も多く、
ちょっと歩いたくらいで“お茶”がしたくなります



お買い物の途中、ちょっと休みたいな〜と
思った時、
ふと入ってしまうチェーン店ではちょっと味気ないもの
（いつでもどこでも入れますから）


ロンドンのみならず英国中に展開する
イギリスで生まれたイタリアン・コーヒーショップ
イギリスでは比較的美味しいコーヒーがいただけるチェーン店
”Caffe NERO”


せっかくのロンドン！
幾つかの場所にお気に入りの「休める場所」を知っておくと
気持ち的に安心できます

今回ご紹介のティールームが
そんな場所の一つになれば良いな〜と思います

是非、お近くで休みたいな、
小腹が空いたな、と思ったら
こんなロンドンっぽいティールームはいかがでしょうか？

　〜　アーバン・ティー・ルーム　〜

：：　URBAN TEA ROOMS　：：



学生時代の友人から
今度ロンドンへ行ったら、Liertyで買ってきて欲しいものがあるの、と
依頼を受けていたため
久しぶりに賑やかなOxford Streetから
優雅なカーブを描く大通りRegent Street、
Lierty（リバティ）へと向かいました




Oxford Circus駅をRegent St.,方向に出て、
Libertyへ向かいます


このRegent St.,は、約2km先が
ロンドンの中心繁華街としても
待ち合わせ場所としても観光場所としても名高い
Piccadlliy Circusへと繋がる
狐を描いた美しい大通りです

この通りは19世紀初頭、
1814年から1825年の11年間をかけて作られました

ロンドンの都市改革の先駆で
パリの都市計画を大々的に行った
パリ市長ジョルジュ・オスマンに影響を与えた、とされています

1度も居住地区にはならなかった
正しく正統なショッピング・ストリート

その4分の一ほどPiccadlliy Circus方向に進み、
2つ目の角を少し入ると
正にロンドンのデパートとして
黒白木組みの建物がこの街に映える
Librty

その瀟洒な建物が見えてきます


1度は訪れたいLiberyはその建物を見るだけでも
一見の価値有り


中はその概観よりも広く感じる
吹き抜けの回廊になっていて、
何時も人で一杯のデパートです


内部は吹き抜けです


さすがにその名の「リバティ・プリント」の品揃えは圧巻！
巻物で量り売りは楽しいお買い物
1度は見てみたい売り場です

しかし、友人の希望にこたえる品物はなかったので、
久しぶりに来るこの回廊の売り場を
さすが！Liberty！と感心するような
お洒落な物達を眺めながら、
上の階から下の階へとぐるぐる周り、降りていきました



インテリアコーナーのちょっとアバンギャルドなクッション達


ちょっと休みたいな、と思った時
もちろん、この老舗デパート内には
ここをお目当てのマダム達も多い
Cafe Liberyでは朝食からサパーまで
特にアフタヌーンティーは予約が必要、というくらい
常にロンドンマダム（＆観光客）で賑わっています





そんな仰々しい一服ではなく、
ちょっとクリームティーでもつまんで
ゆっくりとお茶したい、という感じの時には
カフェかティールームでのんびりしたいもの

そうだ！
近くに確かCamellia's Tea Houseがあった！

と、いう訳でLiberty裏に当たる、
小道Kingly St.,（キングリー　ストリート）へ

Regent St.,からLibertyの裏手が
デパートを繋ぐ連絡通路の下の小道、
Kingley Streetへと進みました

　　
人の行き来も多い、KINGLY STREET


もう一つ奥に入り、
この通りと並んでいるのが
さらに賑やかなショッピングストリートの
ARNABY St.,（カーナビー通り）

しかし、その手前のLibertyの間を通るような
キングリー　ストリートをまっすぐに進みます

この通りの最後の角に
目指すCamellia's Tea Houseがあります
（＊2017年8月現　現在Tea Houseは移転しました）





午後もまだ早い時間帯は
このKingly Streetも比較的静かな通り

観光客よりは地元の人達が
食事やパブでのんびり、という感じです

そうしてこの通りをぶらぶらとしていたら、
そのパブや小さなレストランが並ぶ先に
テラス席の並ぶお店が続く手前、
暖かい光のお店がありました



手前黒い日差しのURBAN TEA ROOM


“あれ？どっかで見た名前のお店”と
その時思ったのですが、
まだ目的のCamellia までは2ブロックほどあります

すでに小腹も空いていたので
この “ どこかで見た”近いTea Roomへ入ってみようかな・・・




《URBAN TEA ROOMS案内》

外のテラスで寛ぐ人達も
若者達でしたが、分厚い本や新聞を読み
のんびりとしています

その真ん中を通り、店内へ進むと
小さなカウンターには
ぎっしりと美味しそうなサンドウィッチやパニーニ、ブリトー
キッシュ、マフィン、スコーンなどが並び
その品数にびっくり！


木のぬくもりと温かい店内の光がほっとできる
ランチにも美味しそうなパニーニやキッシュ、
クッキー類も充実


スタッフさんの後ろにはお茶の種類やソフト・ドリンク、
コーヒーの良い香りもします


キッシュやブリトー、コッテージ・パイも！


このカウンターを見たら、
ついスコーンね！ではなく、
目移りしながら
「きのこのキッシュ」with Sarada＆お茶のアールグレイ・ストレートをポットで！

1階はカウンター席のみで
地下だとテーブル席がある、というので
このカウンターで注文して地下に降りてみました

誰も居ない、ちょっぴり暗い店内でしたが、
静かで本を読みながら待つこと少々

感じの良い若い女性スタッフさんが
注文を持ってきてくれました



生野菜サラダはトマト2種、バジル、きゅうり、チーズ、パプリカ？
ボリュームあります！


小腹、というよりもランチになりそうな量！

でも、生野菜は本当に嬉しいです



注文が揃った！


可愛い一人用ポットに運ばれたお茶も
程なくして色が出てきて、
ストレートでいただくのにちょうど良い味になりました

キッシュもチーズときのこが絶妙なコンビネーションで
ほろほろと、とても美味しくて・・
今度はランチとしても
（これで充分ですが・・・）
他のメニューを試してみたい！


キッシュの種類も幾つかあり、
サラダ抜きでもサラダ付きでも注文可能


また、テイクアウェイも出来るそうなので
お天気の良い日は
公園などでいただくことも！


朝食、ランチ、ビールやワインなどのアルコール類もあり、
18時以降はタパスとしてのおつまみ類、カクテルもいただけます



そして、TEA　ROOMSと言うからには
やっぱりお茶の種類は多く、
ブラックティーからクリームティー、
フルーツティーからハーブティー、まで

コーヒーに至っては、
ロンドンでも賞を取ったほど
バリスタ達の煎れるコーヒーはお薦め！とのこと


手前側にはソフトドリンク類、
写真撮らせてーと言ったら、
恥ずかしがってしまったスタッフさん


小さいながらも
お茶派、コーヒー派、アルコール派、
食事、スィーツ、軽食などなど充実したメニュー

落ち着いた店内は男性のみならず、
女性一人でも何となく落ち着けます



また、珍しく男性率の高いティールームかもしれません

イギリスでは女性のみならず
男性もPCを見たり、新聞を広げたり・・と
結構長い滞在をよく見かけます



Kingrey St.,から見たURBAN TEA ROOMS


パブが苦手でも、
ここなら夜ちょっとお茶か、コーヒー、はたまたワインでも・・と
女性一人でも入りやすいお店かもしれません


この先にCamella's Tea Houseがあります


結局、当初の目的のお店
Camellia's Tea Houseまで行き着かず
残念ながら次回のお楽しみになりました

思いもしなかった、
ちょっとお気に入りのTEA ROOMSが一つ増えました！

宜しかったら、どうぞお立ち寄りくださいませ












観光していると中々時間に追われてしまって
ついつい無理をしがちですが
気軽に入れて、
静かにお茶をいただける場所はいくつあっても良いもの


そんな場所の一つとして思い出していただければ幸いです





どうぞ、このページに関するお問い合わせやご意見をお待ち申し上げております




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